クタイシ
ジョージア西部の都市、クタイシ(Kutaisi)は、カフカス山脈の支脈からリオニ川が低地に出る場所に位置しています。トランスコーカシアの最古の都市の一つであり、ジョージアの歴史的な王国であるコルキス、イベリア(カルトリ)、アブハジア、イメレティアの各王国の首都として機能しました。ロシアの征服後、クタイスは州の中心地になりました。その歴史において何度も略奪され、特に1691年にはトルコ人によって略奪されました。
11世紀にボグラティ家によって建てられたクタイシ大聖堂の廃墟が市街中心部の丘の上にあり、そこは狭く入り組んだ通りがあります。市外には、12世紀のゲラティ大聖堂と修道院があり、1994年にはユネスコの世界遺産に指定されました。また、市外には石灰岩の洞窟や恐竜の化石があるサタプリア自然保護区もあります。現代のクタイスは重要な工業都市であり、トラック、ポンプ、鉱業機械、繊維(特に絹)、食品などの消費財を生産しています。リオニ川には水力発電所があります。クタイシには教師養成所もあります。人口(2014年)147,635人、推計(2016年)147,900人です。
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