ドーハ

カタールの首都、ドーハは、ペルシャ湾にあるカタール半島の東海岸に位置しています。カタールの人口の2分の1以上がこの都市に住んでいます。3マイル（約5 km）ほど入り組んだ浅い湾に位置し、古くから重要な港として機能してきました。浅瀬や沖合のサンゴ礁のため、1970年代に深水港が完成するまでは小型船しか寄港していませんでした。

ドーハには、I.M.ペイが設計したカタールのイスラム美術館があります。市のオリジナル地区であるアル・ビダʿ（船乗りの俗語で「ビダ」）は北西に位置し、おそらくアブダビのシェイク国から移住したスーダン族のメンバーによって創設されました。19世紀のペルシャ湾の海洋紛争に巻き込まれた港町ドーハは、小さな村であった当時、バーレーン（アブダビの支援を受けた）とカタールの戦争で1867年に破壊されました。その翌年、イギリス政府はドーハの首長であるムハンマド・イブン・サーニ・アール・サーニをカタールの最高支配者に任命しました。彼は1853年の永続的な海事休戦協定の条件を守ることに同意し、海上の戦闘は大幅に減少しました。19世紀末、オスマン帝国はアラビア半島の大部分を統治下に置いていたため、ドーハに断続的に駐留していました。カタールが1916年にイギリスの保護国となった後、町にはイギリスの政治機関が設置されました。1971年末にドーハは新たに独立したカタールの首都となりました。