ケサルテナンゴ

グアテマラ西南部に位置するケサルテナンゴは、海抜7,656フィート（2,334メートル）の地点にあり、サンタマリア火山の麓に近接しています。この都市の高い標高のため、乾季には気温が氷点下に下がります。1524年にスペイン人とメキシコの先住民同盟軍がキチェマヤ人を決定的に破った戦いの近くに位置しています。征服以前、ケサルテナンゴはシェラフとして知られるキチェ王国の首都であり、1838年には独立国家のロスアルトスの首都となりました。

2年後、ケサルテナンゴはグアテマラ共和国と統合することを余儀なくされました。ケツァルテナンゴ周辺のコーヒー農園は、19世紀末に都市を繁栄させるのに役立ちました。現在は活火山であるサンタマリア火山が、1902年に都市をほぼ壊滅させました。ケツァルテナンゴは、海岸と高地の間の貿易の中心地であり、織物工場、製粉所、醸造所を備えた加工拠点でもあります。市内には新古典主義建築の多くが保存されています。ケツァルテナンゴにはいくつかの博物館や文化機関があり、グアテマラでも有名な学者、作家、音楽家の多くが住んでいます。グアテマラシティとは東に70マイル（110キロ）離れており、舗装された高速道路と航空路で結ばれています。2002年の人口は127,569人でした。