マテラ

イタリア南部の Basilicata バジリカータ州にあるマテーラ（Matera）は、タラントの北西にある深い渓谷の上に位置しています。起源は不明ですが、この町はベネヴェント公国やサレルノ公国の一部となり、ノルマン人、アラゴン人、オルシーニ家によって次々と占領されました。

渓谷の斜面にある旧市街地では、歴史的に人々は、ドアのための開口部しかない岩に掘られた洞窟のような家に住んでいました。この居住システムは先史時代からのものです。新市街地はより一般的な住居で構成されています。

マテーラは、大司教座所在地であり、重要な建造物としては、アプリア・ロマネスク様式のカテドラル（1268-1270年）や、サン・フランチェスコ教会（1670年再建）、サン・ジョヴァンニ・バティスタ教会（13世紀）、岩窟から彫られたサン・ピエトロ・カヴェオソ教会などがあります。地元の遺物コレクションを持つ博物館もあります。マテーラの伝統的な経済活動としては、農業、凝灰岩の採掘、テラコッタや芸術陶器の製造などが挙げられます。人口（2006年推定）は、59,407人です。