ティラナ

ティラナ(Tirana)はアルバニアの都市で、アドリア海岸から17マイル（27キロメートル）東に位置し、イシュム川沿いの肥沃な平野の端にあります。17世紀初頭にトルコの将軍、バルキンザデ・スレイマン・パシャによって建設され、入植を促すためにモスク、公衆浴場、パン屋が建てられたと言われています。町は次第に、道路やキャラバンの交差点に位置する商業中心地となりました。1920年には、ラシュニェでの会議でアルバニアの首都に選ばれました。ゾグ1世（在位1928年〜1939年）の時代には、イタリアの建築家が雇われて都市の再計画が行われました。中心地はスカンデルベグ広場で、その周囲にはエテヘム・ベイ・モスク（1819年建立）があり、現在はソ連が建設した文化宮が並んでいます。近くにはティラナ大学（1957年設立）があります。旧市街は、メイン広場の東と北に広がり、居酒屋や歴史的建造物が特徴です。ティラナには博物館、民俗学研究所、国立劇場、コンサートホールがあります。スカンデルベグ広場には、アルバニアの国民的英雄であるスカンデルベグ（ゲルギ・カストリオティ）の大きな像があります。ティラナの住民は主にムスリムです。