イビサ島

イビサ(Ibiza)は、スペインのバレアレス諸島の島で、スペインのプロビンシア（州）および自治コミュニティです。イビサはバレアレス諸島の中で3番目に大きな島です。イビサはメジャルカ島の南西に位置し、地中海の西部にあります。この島は古代における重要な戦略的拠点であり、フェニキア人やカルタゴ人によって居住されていました。島にはいくつかの注目すべき考古学的遺跡があり、それらの遺物はイビサ市内にある考古学博物館（通称：ラ・ビラ）に収蔵されています。

島は丘陵地帯で、最高地点はアタラヤ山（標高475メートル）で、中央北部海岸では800フィート（240メートル）を超える断崖絶壁のコスタ・ブラバ（荒々しい海岸）となっており、小さな入り江であるカラスがその中にあります。いくつかの灌漑地帯が存在し、丘陵地帯には集中的に段々畑が広がっています。農業は主に自給自足の性格を持っていますが、アーモンド、干しイチジク、杏子などが輸出されています。海水の蒸発によって生産される塩は何世紀にもわたり、主要な輸出品でした。地元需要を超える魚や木炭も本土に送られています。