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デンマーク・エスビャウの象徴「Men at Sea(Mennesket ved Havet)」

デンマーク·

デンマーク南西部の港町エスビャウ(Esbjerg)を訪れるなら、必ず目にしておきたいランドマークが「Men at Sea(Man Meets the Sea/デンマーク語: Mennesket ved Havet)」です。

このモニュメントは白く巨大な4体の男性像で、サェディン・ビーチ(Sædding Strand)の海辺に並んで座り、静かに海を見つめています。高さは約9メートル、遠くからもよく目立ち、船でエスビャウ港を出入りする際にも確認できる存在感を誇ります。


建設の背景と歴史

  • 制作年:1995年10月28日
  • 作者:デンマークの彫刻家 スヴェン・ヴィー・ハンセン(Svend Wiig Hansen, 1922–1997)
  • 設置の目的:エスビャウ市の自治体設立100周年(1894–1994)を記念
  • 資金提供:エスビャウ市、デンマーク国立芸術基金(Statens Kunstfond)、民間スポンサー

実はこの構想は1954年にすでにスケッチとして生み出されていました。当初、設置場所はデンマーク最北端スカーゲン(Skagen)のグレーネン(Grenen)岬が想定されていましたが、最終的に港町エスビャウに建設されました。


彫刻の意味と象徴性

「Men at Sea」は4人の人間が並んで座る姿を象った彫刻で、表情は無垢で動きがなく、まるで自然を前にした「純粋な人間」の姿を象徴しています。 その真っ白でシンプルな造形は、イースター島のモアイ像を思わせるとも言われ、訪れる人々に強烈な印象を与えます。


観光情報

  • 場所:エスビャウ市中心部から北へ約4km、サェディン・ビーチ沿い

  • アクセス:市街地から自転車やバスで気軽に訪問可能

  • 周辺スポット

    • 漁業・海事博物館(Fisheries and Maritime Museum):モニュメントのすぐ近くにあり、海の歴史やワッデン海の自然を学べる人気施設
    • ワッデン海国立公園(UNESCO世界遺産):干潟や野鳥観察で知られる自然豊かな観光地
    • 自転車道:海沿いに伸びるルートは散策やサイクリングに最適

観光客のレビューでも「エスビャウで最も美しい場所」「ピクニックにもぴったり」と評されており、地元の人々にも愛される憩いの場となっています。


まとめ

「Men at Sea」は、デンマーク近代港町エスビャウのシンボルであり、芸術・歴史・自然が融合した観光スポットです。巨大な白い彫像が青い海を背景に並ぶ姿は、デンマークらしいシンプルで力強い美しさを表現しており、訪れる人々に忘れられない印象を残します。

ちなみにトイレもしっかりとありました。

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