2025年8月14日、スペインのSNSやニュースサイトで「運転中にサングラスをかけると200ユーロの罰金」という見出しが話題になりました。 しかし実際の内容をよく見ると、すべてのサングラスが対象ではなく、「カテゴリー4」に分類されるサングラスに限った話です。
DGT(スペイン交通総局)の見解
DGTは特定のサングラスを禁止しているわけではありません。 ただし交通規則には「運転中は常に十分な視界を確保すること」という大前提があります。
なぜカテゴリー4が問題なのか?
- 光の97〜98%を遮断し、視界が大幅に悪くなる
- トンネル内や木陰の道路、朝夕の時間帯では特に危険
- 場合によっては「ほぼ目隠し状態」での運転に近い
このため、カテゴリー4のサングラスは登山や強烈な日差しの雪山向けであり、運転には不向きとされています。
運転におすすめできないサングラス
- カテゴリー4サングラス
- 調光レンズ(光の変化に3〜5分かかるため、トンネルなどで危険)
運転に適しているサングラス
- カテゴリー2〜3のサングラス(紫外線対策と視界のバランスが良い)
罰金はどうなるの?
警察が路上で「サングラスのカテゴリー」を直接チェックすることはありません。 ただし、万が一事故を起こし、その原因が「サングラスによる視界不良」と判断された場合には、最大200ユーロの罰金が科される可能性があります。
✅ まとめ
- サングラス自体は運転中に使用してOK
- ただし「カテゴリー4」は視界が悪く危険
- 推奨はカテゴリー2〜3
- 事故時には責任を問われ、200ユーロの罰金もあり得る
旅行やドライブでサングラスを使う際は、ぜひカテゴリーを確認してから選びましょう。安全な運転と快適な視界のために、適切なサングラスを選ぶことが大切です。