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【フランス】パリから日帰り旅行⛱で行ける場所14カ所&おすすめプラン

フランス·

パリは言うまでもなく世界中の人々を魅了する街ですが、フランスの魅力はパリだけにとどまりません。少し足を延ばすだけで、中世の街並みや雄大な宮殿、美しい庭園、そして地方ならではのグルメやワインに出会うことができます。

今回ご紹介するのは、パリ市内から電車やバスでおよそ1時間〜1時間半で訪れることができる日帰り旅行先15選。限られた滞在時間でも気軽に出かけられるスポットばかりなので、観光や留学、駐在でパリに滞在している方にもおすすめです。

ランス(Reims) – シャンパーニュの中心地

ランス

所要時間:パリ東駅(Gare de l’Est)からTGVで約50分

パリから日帰りで行ける人気の街ランスは、世界的に有名なシャンパーニュ地方の中心都市です。モエ・エ・シャンドンやヴーヴ・クリコ、テタンジェなど、日本でもよく知られているシャンパーニュの名門メゾンが集まっています。もちろんワイナリー見学や試飲は魅力ですが、それ以外にも見どころが多く、家族旅行や歴史好きの方にもおすすめの街です。

見どころ

  • ランス大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Reims) ゴシック建築の最高傑作のひとつで、13世紀から19世紀にかけてフランス国王の戴冠式が行われてきた由緒ある大聖堂。繊細なファサード(正面彫刻)とシャガールによるステンドグラスは必見です。
  • トー宮殿(Palais du Tau) 大聖堂のすぐ横にある旧司教館で、王の戴冠式に関する宝物や衣装が展示されています。世界遺産に登録されており、歴史ファンにはたまらない場所です。
  • シャンパーニュのセラー見学 テタンジェ、ポメリーなどの大手メゾンでは地下の広大なセラー(カーヴ)を見学でき、最後には試飲も楽しめます。予約をして行くのがおすすめです。

グルメ情報

ランスは美食の街としても知られており、ランチには「L’Alambic(ラランビック)」といった地元人気のレストランが評判です。シャンパーニュに合う郷土料理や、新鮮な食材を使った料理を楽しむことができます。

日本人へのおすすめポイント

  • パリから1時間以内でアクセスできるため、短時間の滞在でも十分満喫できる。
  • ワイン好きだけでなく、世界遺産の大聖堂や美しい街並みを歩くだけでも価値あり。
  • 英語のガイドツアーが充実しており、フランス語が不安な方でも安心して訪問可能。

コンピエーニュ(Compiègne) – 皇帝と世界史の街

所要時間:パリ北駅(Gare du Nord)から電車で約1時間

パリから北へ約80km、オワーズ県に位置するコンピエーニュは、フランス王室やナポレオン皇帝にゆかりのある街です。美しい宮殿や歴史的な森、そして落ち着いた街並みが魅力で、のんびりと散策するのにぴったりの日帰り先です。

見どころ

  • コンピエーニュ城(Château de Compiègne) ルイ15世によって建てられ、ナポレオン1世が皇帝の離宮として拡張した壮麗な宮殿。内部は博物館となっており、皇帝時代の家具や美術品を見ることができます。ヴェルサイユ宮殿に比べると混雑が少なく、落ち着いて見学できるのも魅力です。
  • 市庁舎(Hôtel de Ville)と広場 ゴシック様式の美しい市庁舎は、街のシンボル的存在。前に広がる広場にはカフェやレストランが並び、地元の人々に交じってランチやカフェタイムを楽しめます。
  • コンピエーニュの森と「休戦協定の館」 第一次世界大戦の終結を告げる1918年の休戦協定が結ばれた場所として有名。森の中には当時の列車を再現した展示車両と資料館があり、歴史ファン必見です。駅からはタクシー、または森を抜ける片道6~8kmのハイキングでアクセス可能です。

アクティビティ

  • 森の中を散策するハイキングやサイクリングが人気。レンタル自転車やモペッドツアー(原付バイク)もあるので、体力に合わせて選べます。
  • コンピエーニュは小さな街なので、徒歩でのんびり散策しながらカフェ巡りもおすすめです。

日本人へのおすすめポイント

  • ヴェルサイユに比べ観光客が少なく、静かにフランスらしい宮殿や街並みを楽しめる。
  • 世界史(特に第一次世界大戦)に触れられる貴重な場所。
  • 歴史と自然散策が一度に味わえるので、家族旅行や歴史好きにもぴったり。

シャンティイ(Chantilly) – 湖に浮かぶ美しい城とクリームの街

所要時間:パリ北駅(Gare du Nord)から電車で約30分

パリから気軽に訪れることができるシャンティイは、湖に囲まれた優雅なお城と、美術館、そして美食文化で知られる街です。コンピエーニュと同じ路線にあるため、組み合わせて訪れることも可能ですが、シャンティイ単体でも十分に楽しめる日帰り旅行先です。

見どころ

  • シャンティイ城(Château de Chantilly) ルネサンス様式の名城で、美しい堀に囲まれた姿はまさに絵画のよう。内部には「コンデ美術館(Musée Condé)」があり、ラファエロやドラクロワなどの名画をはじめ、膨大な写本・書籍コレクションを所蔵しています。ルーヴル美術館に次ぐ規模とも言われ、アート好きには必見の場所です。
  • 庭園と公園 ル・ノートル(ヴェルサイユ庭園を手掛けた造園家)によるフランス式庭園や、英国式庭園も広がり、四季折々の景色を楽しめます。
  • 馬の博物館(Grandes Écuries) ヨーロッパ最大級の馬厩舎で、乗馬ショーや展示が行われています。フランスの貴族文化を体感できるスポットです。

グルメ情報

  • シャンティイ・クリーム(Crème Chantilly) 生クリームに砂糖を加えて泡立てた「ホイップクリーム」の元祖。シャンティイ城内や街のカフェで、本場のクリームを味わえます。フルーツやデザートと一緒にぜひ試してみてください。

アクセス

  • シャンティイ=グーヴィユ駅(Chantilly-Gouvieux)から観光案内所やシャンティイ城まではバスで約20分。徒歩の場合は並木道を30分ほど歩くと到着します。

日本人へのおすすめポイント

  • パリから電車でわずか30分とアクセス抜群。半日旅行にも◎
  • アート・歴史・庭園・乗馬ショー・グルメと、幅広い楽しみ方ができる。
  • 「本場のホイップクリーム」を味わえるユニークな体験は、日本の旅行者に特に人気。

センスリ(Senlis) – ローマ遺跡と中世の街並み

所要時間:パリ北駅(Gare du Nord)からRER DでSurvilliers Fosses駅まで約40分、そこからR114バスで約30分(合計約1時間30分)

シャンティイから車で15分ほどの距離にあるセンスリは、小さな町ながら豊かな歴史を持ち、落ち着いた雰囲気を楽しめる穴場的な観光地です。シャンティイとあわせて1日で訪れるのもおすすめです。

見どころ

  • ローマ時代の遺跡 紀元前から栄えた町で、古代ローマの城壁や円形劇場の跡が残っています。街歩きの中でふと歴史の断片に触れられるのが魅力です。
  • ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Senlis) 12世紀に建てられたゴシック様式の大聖堂。壮大さではランスやパリの大聖堂に及びませんが、小都市ならではの静けさと厳かな雰囲気があります。
  • 考古学・美術博物館(Musée d’Art et d’Archéologie) 発掘されたローマ時代の出土品や、中世の美術作品を展示。町の歴史をより深く理解できます。

街歩きの魅力

  • 大聖堂の周りには木組みの家や石畳の路地が広がり、タイムスリップしたかのような気分に。
  • 小さなブティックやカフェが点在しており、観光客で混雑することなくフランスの地方都市らしい穏やかな時間を過ごせます。

日本人へのおすすめポイント

  • ローマ遺跡と中世ゴシック建築を同時に楽しめる。
  • シャンティイから近く、2都市セットで観光すると効率的。
  • 観光客が少なく、フランスの日常的な空気を味わえる。

ポワティエ(Poitiers) – 中世とゴシックが残る南西フランスの古都

ポワティエ(Poitiers)
ポワティエ(Poitiers)

所要時間:パリ・モンパルナス駅(Gare Montparnasse)からTGVで約1時間30分

あまり日本人には知られていませんが、ポワティエはヌーヴェル=アキテーヌ地方ヴィエンヌ県にある歴史都市です。パリからボルドーへ向かうTGVの途中駅にあり、実は気軽に日帰りで訪れることができます。観光客の少ない穴場的な都市で、中世の街並みや歴史的建造物をじっくり堪能できます。

見どころ

  • ノートルダム・ラ・グランド教会(Église Notre-Dame la Grande) ロマネスク様式の教会で、繊細な彫刻が施されたファサードは必見。夜にはライトアップイベントが行われることもあります。
  • 木組みの家並み 中世から残る木骨造りの家々が街の中心に点在し、当時の雰囲気をそのまま感じられます。
  • サン=ピエール大聖堂(Cathédrale Saint-Pierre de Poitiers) 13世紀のゴシック様式大聖堂。荘厳な外観とステンドグラスが美しく、歴史を感じることができます。

街歩きの魅力

  • コンパクトな旧市街は徒歩で散策するのにぴったり。ガイド付きウォーキングツアーもあり、街の歴史を深く知ることができます。
  • 観光客が少ないため、落ち着いた雰囲気でフランスらしい地方都市を楽しめます。

グルメ情報

  • レ・ザルシーヴ(Les Archives) 1850年代に建てられた礼拝堂を改装したレストラン。雰囲気抜群の空間で、本格的なフランス料理を味わえます。地元の人からも人気のスポットです。

日本人へのおすすめポイント

  • ロマネスクとゴシック、2つの建築様式を一度に体感できる。
  • パリからTGVで簡単にアクセスできるのに、日本人観光客が少ない穴場。
  • 事前予約でTGVが片道16ユーロ程度と格安になることもあり、コストパフォーマンス良し。

マルメゾン城(Château de Malmaison) – ナポレオンとジョゼフィーヌの愛の館

マルメゾン城
Château de Malmaison

所要時間:パリからRER A線でラ・デファンス駅(La Défense)まで約20分、そこからバスで約30分(合計約45分)

パリ郊外リュイユ=マルメゾンにあるマルメゾン城は、フランス皇帝ナポレオンと最初の皇后ジョゼフィーヌが暮らした邸宅です。ナポレオンはここで数々の軍事作戦を練り、ジョゼフィーヌは広大な庭園を整備しました。帝政時代の雰囲気をそのまま残した邸宅は、歴史好きにはたまらないスポットです。

見どころ

  • ナポレオンの書斎 軍事作戦を練った部屋で、当時の机や地図がそのまま残されています。
  • ジョゼフィーヌの寝室 皇后の優雅な暮らしぶりを感じられる空間。エンパイア様式の調度品が印象的です。
  • サロンと応接室 豪華な装飾が施されたサロンは、当時の社交場の雰囲気を伝えています。

庭園と周辺

  • ジョゼフィーヌが愛した庭園は、バラを中心に美しく整えられ、散策にも最適です。
  • サン=ピエール=サン=ポール教会(Église Saint-Pierre-Saint-Paul) 邸宅の近くにある教会で、ジョゼフィーヌが眠っています。ナポレオン家の歴史を偲ぶ場所です。
  • リュイユ=マルメゾンの街中にはカフェやレストランもあり、ランチやお茶を楽しむのに便利です。

日本人へのおすすめポイント

  • パリ中心部からわずか45分でアクセスできる、ナポレオンゆかりの場所。
  • 華やかな帝政スタイルの調度品やインテリアを間近で見られる。
  • ヴェルサイユより観光客が少なく、落ち着いて見学できる穴場スポット。

ヴェルサイユ宮殿(Palace of Versailles) – 太陽王が築いた栄華の象徴

所要時間:パリ・オーステルリッツ駅(Gare d’Austerlitz)からRER Cで約1時間、またはサン=ラザール駅(Saint-Lazare)から列車で約1時間

ヴェルサイユ宮殿は、17世紀に“太陽王”ルイ14世が狩猟用の小さな館を壮大な宮殿へと改築した、フランス絶対王政の象徴ともいえる場所です。世界遺産に登録されており、ヨーロッパ宮殿建築の最高傑作として世界中の旅行者を惹きつけています。

見どころ

  • 鏡の回廊(Galerie des Glaces) 357枚もの鏡と17の大窓が並ぶ豪華な回廊。外交の舞台としても使われ、1919年には第一次世界大戦を終結させたヴェルサイユ条約がここで調印されました。
  • 王室の居室 ルイ14世の寝室やマリー・アントワネットが過ごした部屋など、豪華絢爛なインテリアを間近で見学できます。
  • 庭園と噴水 2,000エーカーに及ぶ広大な庭園は、ヴェルサイユの象徴。ル・ノートルによって設計され、噴水や彫刻が点在します。園内を回る観光トラムも便利です。

季節ごとの楽しみ方

  • 11月〜3月:庭園への入場は無料。ただし噴水ショーや音楽イベントは休止。
  • 4月〜10月:噴水ショーや音楽付きの庭園イベントが開催され、華やかな雰囲気を楽しめます。その分混雑もしやすいので注意。

観光のコツ

  • 夏の観光シーズンは非常に混雑し、長蛇の列になることも。冬の平日や午前中の訪問がおすすめです。
  • チケットはオンラインで事前購入しておくとスムーズ。
  • 広大な敷地を効率よく回るなら、小さな観光トレインやレンタサイクルも便利です。

日本人へのおすすめポイント

  • 世界史で必ず登場する宮殿を実際に体感できる貴重な機会。
  • マリー・アントワネットゆかりの建物(プチ・トリアノンや王妃の村里)もあり、歴史好きに人気。
  • パリからアクセスしやすく、半日〜1日観光に最適。

ポントワーズ & オーヴェル=シュル=オワーズ(Pontoise & Auvers-sur-Oise) – 印象派とゴッホを訪ねる旅

所要時間:パリ・サン=ラザール駅(Saint-Lazare)または北駅(Gare du Nord)から電車で約30〜45分

印象派の画家カミーユ・ピサロやフィンセント・ファン・ゴッホが暮らした街を巡るなら、ポントワーズとオーヴェル=シュル=オワーズのセット訪問がおすすめです。芸術と歴史を同時に感じられる日帰り旅行先として、日本人にも人気が高まっています。

ポントワーズ(Pontoise) – ピサロの街

  • カミーユ・ピサロ美術館(Musée Camille Pissarro) ピサロが晩年を過ごした場所で、彼の作品や関連資料を展示。
  • サン=マクロウ大聖堂(Cathédrale Saint-Maclou) ゴシック様式とルネサンス様式が融合した美しい教会。
  • ポントワーズ地下墓地(Catacombes de Pontoise) 中世に造られた地下通路と石切り場。ミステリアスな雰囲気が魅力です。

オーヴェル=シュル=オワーズ(Auvers-sur-Oise) – ゴッホの最期の地

  • ラヴー旅館(Auberge Ravoux) ゴッホが最後に滞在した宿で、彼の部屋が当時のまま保存されています。
  • ゴッホと弟テオの墓 ノートルダム・ド・ロッサンプション教会の墓地に並んで眠っています。
  • オーヴェル城(Château d’Auvers) 印象派の歴史をマルチメディアで体感できる展示。ゴッホやピサロ、セザンヌらの世界に没入できます。

日本人へのおすすめポイント

  • 芸術ファン必見!印象派とゴッホのゆかりの地を同時に訪問できる。
  • パリから1時間以内でアクセス可能で、電車+徒歩で気軽に回れる。
  • 小さな街なので1日で両方巡るのにちょうど良いサイズ感。

ジヴェルニー(Giverny) – モネの家と睡蓮の庭

所要時間:パリ・サン=ラザール駅(Saint-Lazare)からヴェルノン駅(Vernon)まで約1時間、その後バスまたはシャトルで約20分(合計約1時間30分)

印象派の巨匠クロード・モネが1883年から亡くなる1926年まで過ごした村ジヴェルニー。彼の代表作「睡蓮」や「日本の橋」などの舞台となった庭園と住居が公開されており、世界中からファンが訪れる人気スポットです。

見どころ

  • モネの家と庭園(Maison et Jardins de Claude Monet) 四季折々の花が咲き誇る庭園や、睡蓮の池、日本風太鼓橋などがあり、絵画そのままの風景を体感できます。モネの住居も公開されており、鮮やかな色使いの部屋やアトリエを見学できます。
  • サント=ラデゴンド教会(Église Sainte-Radegonde) モネのお墓がある教会。小さく素朴な雰囲気ですが、ファンにとっては必ず訪れたい場所です。

ジヴェルニー村と周辺

  • 村全体が絵画のような美しい雰囲気で、石造りの家やカフェが点在しています。
  • ヴェルノンの旧市街も立ち寄りスポット。セーヌ川にかかる橋の上に建つ「古い水車小屋(Old Mill of Vernon)」はフォトジェニックな名所です。
  • ランチにはヴェルノンの「Bistro des Fleurs」が人気。観光の合間に立ち寄るのに最適です。

季節と注意点

  • モネの家と庭園、印象派美術館は 4月〜10月のみ開館。冬季は閉鎖されているので旅行計画に注意が必要です。
  • 春から夏にかけては花々が満開になり、特におすすめのシーズンです。

日本人へのおすすめポイント

  • 美術ファン必見!モネの作品の世界をそのまま体感できる。
  • パリから片道1時間半で訪問できる手軽さ。
  • 村全体がフォトジェニックで、アートと自然を同時に楽しめる。

フォンテーヌブロー城(Château de Fontainebleau) – 歴代王とナポレオンが愛した宮殿

所要時間:パリ・リヨン駅(Gare de Lyon)から電車で約40分、フォンテーヌブロー=アヴォン駅下車後、バスで約15分(合計約1時間)

パリの南東約55kmに位置するフォンテーヌブロー城は、フランスでも最大級の宮殿のひとつ。12世紀から19世紀にかけて歴代の王や皇帝が手を加えてきたため、ルネサンス・ゴシック・古典主義が融合した独自の建築スタイルを楽しめます。ヴェルサイユ宮殿に比べ観光客が少なく、落ち着いて見学できる点も魅力です。

見どころ

  • フランソワ1世の回廊(Galerie de François Ier) ルネサンス様式の傑作で、壁一面のフレスコ画や木彫装飾が圧巻。
  • 玉座の間(Salle du Trône) フランス国内で唯一現存する王座の間。ナポレオン時代に装飾され、皇帝の玉座がそのまま残されています。
  • 舞踏の間(Salle de Bal) 天井画やシャンデリアが輝く華やかな空間で、かつて宮廷の祝宴に使われていました。
  • マリー・アントワネットの居室 豪華に装飾された部屋で、王妃が過ごした優雅な生活を垣間見ることができます。

周辺とツアー

  • ヴォー=ル=ヴィコント城(Château de Vaux-le-Vicomte) とのコンビネーションツアーも人気。こちらはヴェルサイユ庭園の原型となったことで知られています。
  • フォンテーヌブローの街自体もカフェやレストランが多く、城の見学後に散策を楽しめます。

日本人へのおすすめポイント

  • フランスの歴代王やナポレオンの足跡をたどれる貴重な宮殿。
  • ヴェルサイユよりも混雑が少なく、ゆったりと見学できる。
  • 建築様式が多様に融合しており、城好き・歴史好きには特におすすめ。

ディズニーランド・パリ & パルク・アステリックス – 家族で楽しむテーマパーク日帰り旅行

子ども連れでパリから日帰り旅行をするなら、テーマパークがおすすめです。日本でも有名なディズニーランド・パリに加え、フランスらしい雰囲気を楽しめる「パルク・アステリックス」という選択肢もあります。どちらもアクセスしやすく、1日たっぷり遊べるスポットです。

ディズニーランド・パリ(Disneyland Paris)

所要時間:パリ・リヨン駅(Gare de Lyon)から電車で約40分、マルヌ=ラ=ヴァレ・シェシー駅(Marne-la-Vallée Chessy)下車すぐ

1992年に開園したヨーロッパ唯一のディズニーランド。東京ディズニーリゾートとはまた違う、ヨーロッパらしい雰囲気のパークを楽しめます。

  • おなじみのディズニーキャラクターとのグリーティングやパレードが人気。
  • 映画『ラタトゥイユ』をテーマにしたライドなど、フランスならではのアトラクションも。
  • 日本のパークに比べると比較的すいている日もあり、平日訪問が狙い目です。

パルク・アステリックス(Parc Astérix)

所要時間:パリ・ベルシー・セーヌ(Bercy Seine)からバスで約1時間、プライイ(Plailly)下車

1989年開園、フランスの国民的コミック『アステリックス』をテーマにした遊園地。ガリア人アステリックスと仲間たちが古代ローマやエジプト、バイキングなどと繰り広げるユーモラスな冒険をモチーフにしています。

  • ローマ軍やエジプトを舞台にした絶叫マシンやウォーターアトラクションが豊富。
  • フランスらしいユーモアにあふれ、ディズニーとは一味違う体験ができます。
  • 混雑はディズニーランドほどではなく、ローカルファミリーに人気。

番外編:ピュイ・デュ・フー(Puy du Fou)

パリからは日帰りが難しい距離ですが、歴史ショーに特化したユニークなテーマパーク。中世の戦い、剣闘士の闘技場、海賊船の戦いなどを大規模なパフォーマンスで再現しており、テーマパークというより歴史エンターテインメント劇場に近い存在です。

日本人へのおすすめポイント

  • ディズニーランド・パリは、日本のディズニー好きなら一度は訪れて比較したい場所。
  • パルク・アステリックスは、よりフランス文化を体感できる穴場的テーマパーク。
  • 小さな子ども連れでも安心して楽しめる施設が充実している。

プロヴァン(Provins) – 中世の姿を残す世界遺産の町

所要時間:パリ東駅(Gare de l’Est)から電車で約1時間30分

パリ南東約90kmに位置するプロヴァンは、中世の姿をそのまま残した城壁都市です。11世紀から13世紀にかけて築かれた城壁や塔、石畳の街並みは、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。町全体がユネスコ世界遺産に登録されており、歴史散策にぴったりの場所です。

見どころ

  • 城壁と要塞(Remparts & César Tower) 中世に築かれた城壁の上を歩くことができ、町と周囲の景色を一望できます。特に「シーザーの塔(Tour César)」はプロヴァンのシンボル的存在で、展望台からの眺めが魅力。
  • 中世の町並み 木組みの家や石造りの建物が立ち並び、ゆったり散策するだけでも楽しめます。
  • 博物館や歴史ショー 中世の生活や交易を紹介する博物館や、タカ狩り・騎士のトーナメントを再現したショーも人気です。

季節のイベント

  • 中世祭り(Médiévales de Provins) 毎年6月に開催される大規模イベントで、町全体がパレードや仮装、音楽で彩られます。フランス国内外から多くの人が訪れる一大イベントです。

グルメ情報

  • La Croix d’Or:駅と旧市街の中間に位置する伝統的レストラン。
  • Place du Châtel:木組みの建物に囲まれた広場で、カフェやレストランが並び、ランチや休憩に最適。

日本人へのおすすめポイント

  • 世界遺産に登録された中世都市を、パリから日帰りで訪問可能。
  • ヨーロッパの中世の雰囲気を体感でき、写真映えも抜群。
  • 特に6月の中世祭りは必見で、日本では味わえない体験。

モー(Meaux) – マスタードとブリーの名産地

所要時間:パリ東駅(Gare de l’Est)から電車で約30分

パリから気軽にアクセスできるモーは、食文化と歴史の両方を楽しめる街です。フランスの食卓に欠かせない「モー・マスタード」と「ブリー・ド・モー(Brie de Meaux)」チーズの本場として知られるほか、第一次世界大戦に関する大規模な博物館もあり、グルメと歴史好きどちらにもおすすめです。

見どころ

  • モー大聖堂(Cathédrale Saint-Étienne de Meaux) 街の中心にそびえるゴシック様式の大聖堂。内部のステンドグラスが美しく、静かな雰囲気でゆったりと見学できます。
  • 大戦博物館(Musée de la Grande Guerre) 世界最大規模の第一次世界大戦博物館。兵士の装備や資料、映像展示を通じて当時の歴史を深く学ぶことができます。中心街からはバスでアクセス可能です。

グルメの楽しみ

  • モー・マスタード 1600年代に生まれた粒マスタードで、実はディジョン・マスタードよりも古い歴史を持っています。ピリッとした風味と粒の食感が特徴。
  • ブリー・ド・モー(Brie de Meaux) フランスを代表する白カビチーズ。クリーミーでまろやかな味わいは、パンやワインと一緒にぜひ試してみたい一品です。街のフロマージュリー(チーズ店)で購入可能です。

日本人へのおすすめポイント

  • パリから30分でアクセスできるため、半日旅行にも最適。
  • フランスの食文化を体感できる「本場のマスタードとブリー」を味わえる。
  • 世界史好きには大戦博物館が見ごたえ十分。

リール(Lille) – フランドル文化が薫る北フランスの街

リール
リール(Lille)

所要時間:パリ北駅(Gare du Nord)からTGVで約1時間

ベルギー国境に近いフランス北部の街リールは、歴史と文化が融合した活気ある都市です。11世紀に成立し、長い間フランドル地方の一部として発展してきたため、街並みや文化にはフランダースの影響が色濃く残っています。フランスらしさとベルギーらしさが交わる独特の雰囲気は、パリとはまた違った魅力です。

見どころ

  • 大広場(Grand’Place) フランドル様式の華やかな建物に囲まれた広場で、市民の憩いの場。カフェで一休みしながら美しい街並みを楽しめます。
  • リール美術館(Palais des Beaux-Arts de Lille) ルーヴル美術館に次ぐ規模を誇る美術館。ルーベンスやゴヤ、ドラクロワなどヨーロッパの巨匠たちの作品が充実しています。
  • 旧証券取引所(Vieille Bourse) 17世紀に建てられたフランドル・ルネサンス様式の建物。中庭では古本市やイベントが開かれています。

グルメの楽しみ

  • ムール・フリット(Moules-frites):ムール貝とフライドポテトの定番料理。
  • カルボナード・フラマンド(Carbonnade flamande):ビールで煮込んだ牛肉のシチュー。寒い季節にぴったり。
  • ゴーフル(Gaufres):ベルギー風ワッフル。スイーツ好きにおすすめ。
  • 地元のクラフトビール文化も盛んで、ビール好きにはたまらない街です。

日本人へのおすすめポイント

  • パリからわずか1時間で、フランスとベルギー文化の融合を体感できる。
  • 芸術、建築、グルメが揃い、1日で多角的に楽しめる街。
  • 美術館巡りと街歩きを組み合わせたウォーキングツアーもおすすめ。

よくある質問

Q. パリから日帰り旅行に行く場合、どんな切符を買えばいいですか?
A. 行き先によって異なります。パリ近郊であればRER(高速郊外鉄道)やTransilien(SNCFの近郊線)の切符を駅で購入できます。遠方(例:ランス、リール、ポワティエなど)へ行く場合はTGVのチケットが必要です。TGVは事前予約がおすすめです。
Q. 列車の切符は事前に予約した方がいいですか?
A. TGVや一部の特急列車は早めに予約すると割引料金が適用されるため、事前予約がおすすめです。特に週末やバカンス時期は満席になることもあるので注意しましょう。RERや近郊列車(Transilien)は予約不要で、当日に窓口や自動券売機で購入できます。
Q. パリのメトロパスは日帰り旅行にも使えますか?
A. パリ市内のメトロやRERのゾーン内であれば利用できますが、郊外の都市(例:ジヴェルニー、プロヴァン、モーなど)へは別途切符が必要です。日帰り旅行では行き先ごとのチケットを買うのが基本です。
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