マドリードを訪れるなら、ぜひ足を運びたいのが「レイナ・ソフィア美術館(ソフィア王妃芸術センター)」です。スペインを代表する現代アートの殿堂であり、20世紀以降の名だたる芸術家たちの作品が一堂に会しています。なかでも世界的に有名なのが、パブロ・ピカソの代表作「ゲルニカ」。
スペイン内戦の悲劇を描いたこの大作を一目見ようと、世界中から多くの人々が訪れます。館内ではダリやミロなどの作品も数多く展示され、アート好きにはたまらない空間です。この記事では、そんなレイナ・ソフィア美術館のチケット購入方法を、初めて訪れる方にもわかりやすく解説します。公式サイトでのオンライン購入の流れや、無料入場の時間帯など、知っておくと便利なポイントもあわせて紹介します。ピカソの「ゲルニカ」をじっくり鑑賞するために、事前準備をしっかり整えておきましょう。
オンラインチケットを購入する方法
まずは https://entradas.museoreinasofia.es/es にアクセスをします。 そして「Entrada general(一般入場券)」を選択します。

Note
記事執筆時点では入場券は一人 12ユーロとなっています。
↓ 次の画面では、日付を選択することができます

↓ 日付を選択すると、人数を指定することができます。ここで必要な人数を追加します

↓ こちらのような注意点が表示されますが、無料チケットとの違いということですので、そのままボタンをクリックして次に進みます。

↓ 最後に、個人情報を入力して 購入を行います。 最低限、 メールアドレス、名前、国名 を選択すればOKです。購入はクレジットカードのみ対応です
Note
JCBも利用可能ですが、海外宛の決済になるのでクレジットカード会社のセキュリティによっては上手く決済できないことがあります。その場合は、一度クレジットカードに連絡をして一時的に決済できるようにしてもらうことをオススメします。)

↓ 最後に決済が完了すると、メールが送信されます。 メールには訪問日や住所やコードがかかれているので大切に保管しておきましょう。当時はこれを印刷する必要はなく、コードを見せれば入場することができます。

無料入場の時間と条件について
レイナ・ソフィア美術館では、誰でも無料で入場できる時間帯が設けられています。混雑を避けながらも、ピカソの《ゲルニカ》をはじめとする名作を無料で鑑賞できる貴重なチャンスです。
無料入場の時間帯は以下の通りです。
- 月曜〜土曜(火曜休館):19:00〜21:00
- 日曜:12:30〜14:00
いずれの時間帯も、閉館の30分前には最終入場となるため、少し余裕を持って訪れるのがおすすめです。夜の時間帯は照明の落ち着いた雰囲気の中で作品をじっくり鑑賞でき、観光の締めくくりにもぴったりです。
また、特定の条件を満たす方は、終日無料入場が可能です。対象となるのは、18歳未満、65歳以上、学生(18〜25歳、または美術・芸術関連専攻の大学院生)、失業者、障がい者(33%以上)、現職教員、文化関連職員、ジャーナリストなどです。これらの無料・割引チケットは、オンラインではなく現地チケット売り場でのみ発行されます。
通常の入場料は12ユーロですが、学生証や国際学生証(ISIC)、家族証明書などを提示することで無料または半額になる場合があります。旅行者の方も該当する場合は、ぜひ証明書を持参してお得に入場しましょう。
観覧時の注意事項と館内ルール(Normativa)
レイナ・ソフィア美術館(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía)では、来館者全員が快適に過ごし、貴重な文化財を守るためのルール(Normativa)が定められています。以下のポイントを事前に知っておくと、当日スムーズに入館できます。
持ち込み可能なもの 小型のハンドバッグ(最大40×30×10cm)や折りたたみ傘(長さ30cm以下)、ベビーカー、カメラ(ただしフラッシュ・三脚は禁止)は持ち込み可能です。撮影は一部エリアを除き許可されていますが、作品保護のためフラッシュ撮影は禁止されています。
持ち込み禁止のもの 安全確保のため、リュックサックやスーツケース、刃物類や工具、飲食物の持ち込みは禁止されています。特に水のボトルも原則不可ですが、妊婦・体調不良者・障がい者・認定ガイドなど、特別な理由がある場合に限り持ち込みが認められます。ペットの同伴も原則禁止で、補助犬・セラピー犬のみが例外です。
マナーと注意事項 展示作品には手を触れないことが原則です。小さなお子様連れの方は、必ず保護者の方が近くで見守りましょう。また、館内スタッフの指示には必ず従ってください。
これらの規定に従わない場合、入館を拒否されたり、退館を求められることがあります。その際、チケットの払い戻しは行われません。美術館の貴重な作品を守るためにも、訪問前にNormativa(利用規約)を確認しておくことをおすすめします。



